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久住小春・所属事務所との契約を解除! あの「生意気発言」の真相とは?

11月30日付で、元モーニング娘。久住小春が、所属事務所・ジェイピィールーム(アップフロント系列)との契約を終了しましたね。

 

事務所の発表では「本人からの申し出」で契約解除に至ったということになっていたけど、実質解雇に近いのでは?…というのがネットの主な論調。

 

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*今後はフリーとして芸能活動を続ける久住

 

実は、モーニング娘。時代の久住は私の中でかなり好きな方のメンバーで、いわゆる「プラチナ期」あたりのモーニング娘。のコンサートでは、高橋愛田中れいなそして久住の3人のグッズを買うのが私的恒例でした。

(皆卒業してしまったなあ…)

 

そんなわけ(どんなわけ?)で、今回は、久住の前途を祈念する意味で、世間における久住のイメージを悪くしてしまった原因であろう、そしてもしかしたら今回事務所との契約解除に至った遠因であるかもしれない、あの「生意気発言」について、「なぜ彼女はあんな発言をしたのか?」ということを、私なりに考察(というか妄想)してみることにしました。

 

まずは、あの「生意気発言」の概要、次に久住の略歴、そこから、「なぜ彼女はあんな発言をしたのか?」についての考察を書き記します。

 

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あの「生意気発言」とは…

 

久住が2013年1月19日に出演したラジオ番組「ヤングタウン土曜日」において、「モーニング娘。は踏み台だった」「(17歳で卒業したのは)今だったら取り返しがつくと思った」などという主旨の発言をし、モーニング娘。時代の先輩・道重さゆみには「取り返しってそんな言い方ないでしょ…」と悲しまれ、村上ショージには「あんた嫌われるよ」とたしなめられ、明石家さんまには「おかしいやんか」とツッコまれた。

また、「芸能界に入りたくてモーニング娘。に入った」とも発言し、それに対し道重が「私はモーニング娘。に入ることが夢だったので、それ以上の夢はない」と語ると、「絶対ウソだ」「綺麗すぎる」などと返したりもした。

 

これらの一連の発言が、いわゆる「生意気発言」として一気に報道、拡散され、久住は大バッシングを浴びた。

 

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では、久住の略歴を。

 

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久住小春 (くすみこはる)

1992年7月15日生 A型 新潟県出身

モーニング娘。7期メンバー

 

新潟県三島郡和島村(現長岡市)に生まれ育った。

(2時間に1本しか電車が来ないようか超ド田舎らしい)

 

小6時に「モーニング娘。オーディション2005」に応募、中1時に単独合格し、2005年5月、たった1人のモーニング娘。7期メンバーとなった。

(単独合格は"あの"後藤真希以来でモーニング娘。史上2人目)

 

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*オーディション時、つんくに「ミラクル」と称された久住(素朴すぎる)

 

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*久住がズバ抜けていたため(ミラクルだったため)、なんと最終審査は彼女の実家で行われた(斬新すぎる)

 

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*なぜか通っていた中学校の体育館でオーディション合格を発表された(異例すぎる)

 

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*当時のリーダー・吉澤ひとみから合格を祝福される久住(芋ジャージすぎる)

 

2006年4月、アニメ「きらりん☆レボリューション」の主人公「月島きらり」役で声優デビューし、7月には「月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)」としてソロデビューも果たす。

(モーニング娘。としてのデビューから14ヶ月でのソロデビューは中澤裕子に次ぐ早さで、"あの"後藤よりも早かった)

 

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*実は織田哲郎が作曲している「恋☆カナ」でソロデビュー(豪華すぎる)

 

この「きらレボ」における一連の活動は久住の知名度を飛躍的に向上させた。

 

2009年12月6日、モーニング娘。およびハロー!プロジェクトを卒業。

 

2011年6月発売の「CanCam」8月号で「CanCam」誌面デビューを果たし、9月発売の11月号より専属モデルとなる。

 

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*10ページの特集を組まれるという破格の待遇で「CanCam」誌面デビューを果たした久住

 

2013年1月、例の「生意気発言」を発し、大バッシングを浴びる。

 

2015年7月発売の9月号で「CanCam」の専属モデルを卒業。

 

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2016年11月30日、所属事務所を離れフリーとなった。

 

以上、久住の約10年間をざざっとまとめてみました。

 

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久住って、モーニング娘。においては一風変わった立ち位置のメンバーだったと思うんですよね。

 

まず大前提としてですが、モーニング娘。って、アイドル界において「そこまで求めるか?」というくらいパフォーマンスを追求するグループなんですよ。

 

ですけど、久住はいわゆる「ビジュアルポンコツ」(顔は可愛いけど歌やダンスは下手)タイプのメンバーで、系統としては、5期メンバーの紺野あさ美や6期メンバーの道重なんかと同じタイプです。

(ちなみに「ビジュアルポンコツ」の反対語として「スキルブス」なんて言葉もあります…)

 

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*現在はテレビ東京でアナウンサーとして頑張っている紺野

 

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モーニング娘。卒業後しばらく活動休止していたが、先日、来年春から活動再開することを発表した道重

 

紺野も道重も、歌やダンスが得意でないため、モーニング娘。というグループの中ではいわゆる「後列メン」「干されメン」でした。

(紺野は自身の写真集がバカ売れした直後のシングル「涙が止まらない放課後」でセンターをGETしたり、道重は卒業前にリーダーとして大活躍しましたが、基本的にはモーニング娘。においては主流ではなく傍流のメンバーでした)

 

では同じ「ビジュアルポンコツ」の久住も「後列メン」「干されメン」だったかというと、前述した略歴を見ればわかるとおり、"あの"後藤以来の単独合格であったり、"あの"後藤より早いソロデビューであったり、数々のシングルでセンターを張ったり、紺野や道重よりは華々しい扱いを受けていました。

 

ただ、華々しい扱いは受けていたものの、いわゆる「ヲタ人気」は伸び悩み、パフォーマンススキルの高い高橋や田中に挟まれセンターを張る姿は「お飾りセンター」とも揶揄されました。

 

モーニング娘。「リゾナントブルー」MV

(久住の「お飾りセンター」感や、道重の「干されメン」感がよくわかる)

 

パフォーマンススキルに関しては、田中が久住の卒業公演において「最初はダンスもできないし、普通に歩くこともできなかったから、顔が可愛いだけで入ってきたのかなと(笑)」と言ってしまうくらいのレベル。

(もっとも、田中はその後に続けて「でも、ソロ活動を始めたときに『あー、やっぱりキラキラしてるな』と思って、入った理由がよくわかった」とも発言している)

 

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*顔が可愛いだけで入ってきた⁈

 

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*それなりに気が合う存在ではあったらしい田中(右)と久住(左)

 

そんな久住が、パフォーマンススキルを重視することで有名なハロヲタから人気が出なかったというのも当然と言えば当然。

 

…ですが!

久住には「きらレボ」がありました。

 

当時の女子小学生で「きらレボ」の「きらりちゃん」に憧れなかった子はいなかっただろうと言ってもよいほど、絶大な人気を誇っていた久住。

(少し上の世代には「『セーラームーン』くらいの人気だった」と言えば伝わりやすいかも?)

 

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*「ニコニコ動画」では一時代を築いた「バラライカ

 

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*「おはスタ」にもレギュラー出演していた(彼女のおかげでおはスタハロプロ枠ができた?)

 

ちなみに、「きらレボ」の久住に憧れてハロプロ入りしたメンバーは多い…

(モーニング娘。譜久村聖飯窪春菜牧野真莉愛、Juice=Juiceの宮本佳林アンジュルム室田瑞希など)

 

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*譜久村は「きらりんガール」のコンテストでグランプリではなく準グランプリだったことが悔しすぎて、ハロプロを目指したとか

 

当時のことを、久住は後にこう語っています。

 

『1日にきらりのレコーディングを3つして、次の日はモーニング娘。のレコーディングをして……きらりのシングルとモーニングのシングルが同時進行な上にアルバムも録って、どっちもライブがあって、ミュージカルもあって、さらに声優もやっていたのでそれも週イチで収録して……と、とにかく忙しくて、駆け抜けていました。その頃は親と一緒に住んでいたのですが、家に帰るともう喋れなくて、家では筆談で会話していました』

(http://www.womaninsight.jp/archives/150584 のインタビューより)

 

この当時、久住の中で、モーニング娘。という世界での自分の立ち位置と、その外の世界での自分の立ち位置に、歪みが生じていたのは間違いないでしょう。

 

モーニング娘。の世界では、センターを張ることもあるものの、ハロヲタからの人気は今ひとつの自分。

メンバーからもハロヲタからも、なんなら事務所からもスキルのない「ビジュアルポンコツ」として扱われる日々。

 

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外の世界では、休む間もないほど仕事を与えられ、女子小学生たちに憧れられる存在。

当時在籍していたメンバーの中で誰よりも「外仕事」をこなし多忙な日々を送っている自分。

 

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私は、このあたりの時期に、久住の中で「モーニング娘。の世界にいるより、外の世界にいた方が、自分にとっては良い!」という考えが生まれたとしてもおかしくはないと思うんですよね。

いや、むしろ、そういう考えが生まれて当然なのでは。

 

それがあの「生意気発言」を生む土壌になったと思います。

 

つまり、元々「モーニング娘。は踏み台」と思って加入してきたというよりは、多忙を極める生活の中で、外の世界では評価されるのにモーニング娘。の世界では評価されない自分の状況を彼女なりに受け止めるため、「モーニング娘。は踏み台」と思うようになっていったのではないか?ということです。

 

対して道重は、バラエティに活路を見出すまではずっと外の世界を見ることもなくモーニング娘。の世界に生きていたので、ある意味では純粋に「憧れの存在だったモーニング娘。でいられることへの感謝」を持ち続けられたのでしょう。

 

でも、久住は、そう思い続けるにはあまりにも外の世界を知り過ぎていて、また、あまりにも外の世界で輝けてしまったのだと思います。

 

私には、彼女が「生意気発言」をした気持ちが、少しだけわかったような気がするのですが、皆さんはどうでしょうか。

 

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そもそも、あの「生意気発言」が問題になること自体、モーニング娘。というグループの在り方が途中で変質した結果に過ぎないと思っています。

 

元々、モーニング娘。は「ソロデビューを目指す者たちがとりあえず集まってみただけのグループ」でした。

平家みちよに負けた初期メンバー(中澤/石黒彩/飯田圭織/安倍なつみ/福田明日香)たちが、なんとか束になって頑張ろうとしたグループ。

 

それが、いつの間にやら「国民的アイドルグループ」となり、「憧れのグループ」となった。

道重は、この時代にオーディションを受けました。

 

やがて、モーニング娘。は斜陽の時を迎え、「アイドル冬の時代」を必死に生き抜くグループとなった。

久住は、この時代にオーディションを受けました。

 

「生意気発言」の場にいた道重と久住では、スタート地点からしてまず違うんですね。

 

もし「生意気発言」の場にいたのが道重でなく、初期メンバーの中澤や安倍だったら、久住の発言をあんなに嫌がったでしょうか?

 

私は、嫌がらなかったのではないか?と思います。

 

むしろ、中澤なんて「そういう野心があることは良いことだよ」くらい言いそうです(笑)

 

そして、もしそういう話の流れであったなら、久住があそこまで叩かれることもなかったのではないかと思います。

 

もちろん、道重の立場や境遇からすれば、久住の発言は本当に悲しく許せないものであったのは間違いないと思うのですが、なんだか「久住って生意気!間違ってる!性格が悪い!」と皆から嫌われてしまうような発言でもなかったんじゃないかなあ…なんて私は思います。

 

皆さんは、どう思いますか?

 

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さてさて、今回もまた長々と好き勝手書いてしまいましたが、最後までお付き合いくださった方は本当にありがとうございます。

 

久住って、あの「生意気発言」でただの「天狗女」とか「性悪女」みたいなイメージを持たれがちだけど、女子小学生たちを大熱狂させた「ミラクル」な魅力もあり、現在のハロプロメンバーたちがハロプロを志すきっかけを作った功績もあり、何より「必死に頑張っていた1人の女の子」だったんだなっていうことが伝われば幸いです!

 

最後に…

 

全然関係ないけど、久住の若い頃と、1000年に1人の美少女・橋本環奈って似ていませんか?(笑)

 

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*久住の若い頃(今も若いけど)

 

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*「千年さん」こと橋本

 

では、また。